最近のメールは添付ファイルをそのまま送っても大丈夫なのか


PPAPはダメですよー。なんて盛んに言われていますが、いまだに常識のごとくPPAPを勧める会社は多いです。

これとか、
doda.jp
これとか、
xn--pckua2a7gp15o89zb.com
これとか、
www.pasonacareer.jp

ヤバいよねー。就活でPPAPなんかで履歴書を送ったら即不採用なんじゃねぇの(笑)


じゃあどうやって添付ファイルを送ったらいいんだってことなんですが、最近のメールはほぼ暗号化されているので、そのまま送っちゃってもいいぜみたいな意見もあったりします。いちばんいいのは、S/MIMEやGPGなんかを利用することみたいですが、導入するのに相手を巻き込んでやらなきゃいけないのでとても面倒。

ちなみに、ファイル共有や転送も、たとえばGoogleドライブを使うとしたら相手がアカウントを持っていなければ、ダウンロードリンクを送るという点でセキュリティリスクは添付ファイルと変わらない。

digitalforensic.jp

このコラムを読んで納得。

メールの送られる経路すべてでTLS暗号化が採用されていたらの話だなんだけど、PPAPしても暗号化されてるし添付ファイルをそのまま送っても暗号化されているというわけです。つまりどっちでも暗号化されているとなると、PPAPは解凍してパスワードを入力する手間があるだけ生産性を下げているということになります。今のメールはほぼTLS暗号されているから、だったら、もうそのまま送ってしまえということですな。PPAPやってる人はますます「仕事ができない人」ってわけです。

メールって、マナーとかもうるさいし不便極まりないよね。
いまは、チャットツールとかでファイル転送すんのが一番便利で安全やろし。
結論としては、メールがなくなるのが一番いいなと思った。



ここからは蛇足。

メールを送る相手がTLSに対応しているかを確認する方法

 手っ取り早いのは、相手に聞くことです。でも、私はコミュ症なので、聞かなくても知ることのできる方法はないかなと思ったわけです。で、調べたらtelnetで相手のメールサーバーに接続して確認することができるそうで。
EHLO(Extended HELLO)コマンドを使って調べます。SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバーに対して、クライアントがサポートする拡張機能を通知するために使用されるコマンドです。

ターミナルで、

telnet SMTPサーバーのホスト名 SMTPポート番号

ポート番号は、SMTPの標準のポート番号が25ですね。他によく使われるポート番号は465(SMTPS)や587(Submission)です。これで繋がらなかったら、もう相手に聞くしかない(笑)

接続出来たら、

EHLO ホスト名

と入れる。

すると応答があり、STARTTLSと返ってくれば、TLSに対応しています。

終わるときは、

QUIT

こんな面倒くさいことしなくても、TLS確認ツールなんてのもあるみたい。
activegate-ss.jp


おまけ

telnetがオフになっていることが多いみたいなのでオンの仕方。

設定>アプリ>オプション機能

関連設定 Windowsのその他の機能 

Telnetにチェックを入れます。

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