最後まで観る気がしなかったクヒオ大佐 (2009)

 先日、たまたまアクセスしたGyaoおもしろい映画に出会えたので、またおもしろい映画を観たいなと思い、気になったタイトルをクリックしたのだけど、これがものすごくつまらなくて途中でウィンドウを閉じてしまった。


movies.yahoo.co.jp


 クヒオ大佐。実在の人物で稀代の詐欺師だという噂は知っていた。うん、これはおもしろそうだと再生ボタンを押した。

 ところがところが、映画がはじまって10分、クヒオ大佐の詐欺っぷりなんて微塵も出てこない。ここまでで描かれたのは、女とセックスして、つぎに騙す相手であろう女の働く姿。その女の別れた彼氏が言い寄ってくる気持ち悪いシーンとか、正直そんなところは時間を割いて描くものじゃないよ。観客はクヒオ大佐がみたいのさ。有名になった詐欺師がどんな人物なのか、そしてどんな騙しっぷりをみせてくるのかを楽しみにしているのに。ターゲットの女の背景をながながとどうして描く。元彼がキスを迫るところなんて気持ち悪さしかなかった。第一印象で退屈させてどうする。ここで観るに耐えなくなってウィンドウを閉じた。

 さいごまで観るとまた違った感想になったかもしれないが、続きを観たいと思わなくなった時点で終了だ。と、まあつまらないと感じたのはあくまでも私の感想だ。この監督の描き方とわたしが期待していたものが食い違っていたというだけなのであしからず。


クヒオ大佐

クヒオ大佐

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