スタンディングデスクが健康的だとは言えない理由

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 むかし、ライフハック系の記事で、長時間座る生活を続けると寿命が縮むというものがあって、スタンディングデスクが流行った。


 私もその記事を読んで、ダンボールを重ねてスタンディングデスクもどきを作って、なるべく立ってパソコンに向かうようにしていた。


 しかし、この立ってパソコンに向かうという行為が、逆に健康に悪いということを、最近になって身を以て知ることとなった。


 そのきっかけとなったのが、尿に泡が出はじめたことだった。


 尿に泡といえば、糖尿病、尿タンパクなどが考えられる。私は糖尿病ではないので考えられるのは尿タンパク。


 尿タンパクが出たということは、腎臓が弱っているということだ。


 なぜ腎臓が弱ってしまったのか?


 それでググっていたら、立った状態というのは、腎臓に負担がかかるということがわかった。

正常な人でも、横になった場合と、立った状態では状態が大きく異なるため、腎臓に流れる血液の量をはじめ、様々な機能が影響を受けます。立位では腎臓に流れる血液の量は40~50%減少し、糸球体ろ過値(クレアチニンリアランス)も約30%減少します。 
腎臓病の検査:負荷腎機能検査:大阪府立急性期総合医療センター腎臓高血圧内科


 立った状態では、腎臓に流れる血液が50%近くも減少し、腎臓は負担を強いらる。


 つまりスタンディングデスクを使い続けるほど、腎臓が弱っていくわけだ。


 私は普段酒を飲まないし、甘いものを間食するということもあまりしない。食事は質素。肥満もない。


 尿の泡の原因は、スタンディングデスクの所為ではないかという疑いを持つに至った。


 実際、立つことをやめて、横になったり座ったりしている状態を増やしてみたところ、尿の泡が減少した。ほとんど見られないこともある。


 やはり、立った状態でのパソコンは、腎臓に負担をかけているのだろう。


 また、ググって知ったが、スタンディングデスクは「あまり役に立たない」らしい。

wired.jp


 ぜんぜん座っていい。むしろあまり長時間立ってると腎臓を痛める。


 ライフハック記事で、座ってると寿命が縮むからスタンディングデスクを使おうという強迫観念のようなものが植え付けられたが、それは間違いなのだ。


 いまだにスタンディングデスクは人気のようだが、健康に良いとは言えないと、もっと広く知られるべきだろう。

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