親指シフターの煩悶

ハーレーだーよーっ! 晴れ。晴れた。太陽まぶしい! 気持ちいいね! ちょっと聞いてくださいよ、奥さん、お嬢さん、おじょうちゃん(事案)。僕ね、パソコンの入力は親指シフトでやってんですよ。親指シフトを簡単に説明すると、1打鍵で1文字入力できるっていう方法。ローマ字入力だと、1文字入力するのに例えば「み」だったら「m」と「i」の2つのキーを叩かなきゃいけないでしょ。2打鍵必要。それが親指シフトだと「j」(それぞれの環境設定でキーは違う)と親指シフトキーの同時押しの1打鍵で入力できるっていうものなの。親指シフトローマ字入力よりも効率がいいってんで、熱烈な愛好者が存在する入力方法なんですよ。

それでですね、僕さっきメルカリでマウスが売れたんですよ。で、発送終わったんで、「発送しました。」ってメッセージを送ろうとしたんですけど、それが「密葬しました。」ってなってんの。み、密葬!? なんでメルカリの購入メッセージで赤の他人に密葬報告してんだよ俺。いやぁ、焦ったと同時に笑いましたね。これは親指シフトでは、「は」と「み」の入力に同じ「j」キーを使う*1から起きた不幸な事故。

親指シフトを使っていると、ローマ字入力では考えられないような打ち間違いが起きるんですね。ローマ字入力で「発送」を打ち間違えて「密葬」になんて絶対とは言い切れないけど、ほぼないでしょ。親指シフトは、ローマ字入力では考えられないような打ち間違いによる誤字が結構あるんですよ。1打鍵でひらがなが打てちゃうせいで、ローマ字入力みたいにわけわからん英字まじりにならないから、気づかずにそのまま「ッターン!」ってエンターキー叩いちゃう。だからね、みなさんもネット見てて「え、なんじゃこり?」って常識を疑うような言葉を見つけた場合、それは親指シフトによる誤入力かもしれないなって思ってあげてください。決してその人はバカなんかじゃない。どうか寛大な心でひとつよろしくお願い申し上げます。

*1:「は」は親指シフトキーなし、「み」は親指シフトキーありで入力する。もちろんそれぞれの環境設定よって違う。

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