バッハの無伴奏チェロ組曲が好き

バッハの無伴奏チェロ組曲が好き。15才の頃にはじめて聴いて、ベートーヴェンはたまに嫌いになるときがあるのにバッハのこの曲はずっとかわらず好き。高校の時、吹奏楽部のユーフォ吹きの子が持ってた楽譜を借りてコピーしたくらい好き。いまも、そのコピー譜は持ってる。当時、最初に買ったCDは、マイスキー。聴いて感動した。でも、1番と3番と5番しか入ってなかった。全曲入りのやつは、アントニオ・メネセスのを買った。それから、シュタルケルの全曲入りCDも買った。ほかにも買ったと思ったけど忘れた。ソニーのCDラジカセでずっと聴いてた。聴くのは暗くなってからがとくに好き。電球色の照明をひとつだけつけて、自分の周りだけを照らして、外は暗い。窓に映る灯りが暗やみに浮かぶ。そんな雰囲気の中で聴くのが好き。この曲は、音楽が鳴ってるのに芯のところに静寂が流れてると思うから、また合うんだ。組曲のなかでとくに好きなのは、1番のプレリュード、3番のプレリュード、6番のサラバンド、6番のガボット。一人暮らしの部屋で、楽譜見ながらピアノで鳴らしてみたりもした。そういえば、高校の時も自分の楽器で吹いたりもしてた。ちょうどヘ音記号の楽器だったし。全国大会の練習なんかせずに、このバッハの曲とか、好きな協奏曲ばかり吹いてて楽しかったなあ。たぶん自分みたいな練習に不真面目な奴がいたから全国で銅賞だったんだろうな。部活の皆、あのときはほんとごめんね。動画サイトで近年のマイスキーの演奏を聴いた。すっげぇ癖っぽい演奏してて、なんか演歌みたいだなと思った。長年演ってると、飽きてきて演奏に変化つけたくなってきちゃったりするんだろうか。まあ、それはともかく、バッハの無伴奏チェロ組曲はこれからもずっと死ぬまで好きだろうな。

チェロじゃなくてギターで演奏してるのもいいよね。
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